787238 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

薬膳療庵:新山崎物語り

改善への道程

これには4つ有ると私は思う。

a、一つは、ステロイドを使っている場合、
b、もう一つは、ステロイドを使い離脱などの後プロトピックを使った場合、
c、本来のステロイドの離脱、要は止めた場合、それらの禁断症状である。
d、最後は、それらを一切に使わず、肌荒れを起こした場合である。

全てにおいて考え方は全く違う。
a、から考えて行きます。

 先ず、ステロイドだが、これはどの人にも、腎臓がある。腎臓の上に副腎がある。それには、髄質と皮質、この皮質から出るホルモンが、コルチゾール、
天然のステロイドで、普通時で5ミリプレドニン換算量、出ているのが正常らしい。

 それがなんらかの関係で、5ミリ未満になった場合、または、5ミリでは、とてもじゃないが炎症を抑えられない場合、この二つが考えられるが、暴走した黄色ブドウ球菌を抑えるわけではない。押える事が出来るのは免疫だけである。だから厄介さは、数倍にも膨れ上がる。

 ステロイドは、ヒスタミンを出す免疫マクロファージに直接作用をして、麻痺させてしまうだけである。よって、ステロイドの力量が不足したり洗い流せば、効果は切れる。ちなみにこの天然のステロイドは、原料はコレステロールとビタミンC。ここで十分に理解して欲しい事は、ステロイドの副作用に、細菌感染というのが有る。黄色ブドウ球菌などは、細菌である。それに感染しているにも拘らず、塗るのだから、全く持って、治療とは程遠い。その恐ろしさは、後にMRSA黄色ブドウ球菌、何とそんじゃそこらの抗生物質では死滅しないものにまで発展する。

 ここで、ある方が、5ミリ自分のステロイドが出ていたとしよう。それでは不足したから、ステロイドの軟膏を塗ったとしよう。ランクは弱いものから非常に強力なものまでランクは5種類、どれであっても、それが8ミリだったとしたら、自分が出すステロイドは0になる。5+8=13では無いのが、50年前にノーベル賞を取った謎のこの薬、ステロイドの最も落とし穴なのである。尚、ステロイドの文壇は容易にインターネットで調べられるのでそちらで、何故か0+8=8、何とステロイドの力量のみで、塗らないことには、もう痒みで眠れない日々が続くが、皮膚科の医者ですら、そんな痒みの怖さを知ってはいない。

 幾ら塗っても良くならない、とんでもなく悪い薬だからと、中止する。そうすると、0だったステロイドは、元のように副腎で作る事は出来るのか?元通り5にまで復元するのか。不可能なのです。私の経験則では、2年の月日を要します。そして最も恐ろしい、離脱が、塗るのを止めた瞬間から半年の間に出てきます。これは一概にいろんな節があるが、私が思うには、免疫マクロファージが生まれ変わる時に反応が起きるのではないかと考えるが、実際のところはどうか謎はある。

 これは、ステロイドの塗りで、マクロファージが押さえ込まれ、全く機能しないどころか、暴走するのではないだろうか。ちなみに、このステロイド、血液に乗って全身に運ばれる。運ばれた先には、胃が有る。食べたものが、胃に入ると、胃の底部にもマクロファージがいる。このときヒスタミンを出し、それを受けた胃の壁は胃酸を出す。ただ塗っただけのステロイド軟膏は、何と、胃の動きも衝撃を与える。よって、急激にはステロイド軟膏は切らない、せめて1ヶ月以上は塗ったまま、体質改善と切り替える。そうでないと危険極まりない。この場合は、浸出液の出方は、思ったほどにはならない。

b、プロトピックを使った場合
 はっきり言ってこれが一番厳しくも長い道のりである。2年は最低かかる、これはとんでもない薬ではないだろうか?最近、皮膚科でも使う事がなくなった事は喜ばしい。

c、離脱真っ最中
 これが最も多い。一番私のところにこられる方は殆どがこのケース、それは、塗っても塗っても良くならないから止めて、若しくは、強いものほど塗れば治まる。治まったからもう塗らなくなり、そうしたら再び出てきたようなパターン。この場合は、黄色い浸出液が噴出し、患部、主にステロイドを塗った場所、ここも真っ赤、眠れない夜を過ごされ、ステロイドではどうも違うのではないか?疑心暗鬼が、何か他の方法を模索している時に私に出会う。尚、緊急時には今迄以上に塗れば、一旦は治まり、徐々に又切り替えながら減らす方法はあるには有るが、自己管理がこれはこれなりに厄介でも有る。

 さて、離脱のピーク、この場合はとても忙しい。皆さん、断じて塗る事は頭にない。先ず、どうやってこれら黄色ブドウ球菌を死滅するか、腸内細菌をどうやって安定させるか、胃の状態はどうか、ビタミンをどうするか、糖の燃焼、脂肪の燃焼、アミノ酸の燃焼、食べているものを分析、問題となっているものを除外、IgE抗体の産出を抑制、保湿、修正、回復etc

 これらが、物凄い状況で連絡が入ってくる。真夜中も早朝も関係ない。メールに電話は入って来ては、痒みとの闘いである。その方も、風邪も引けば、咳も出る。家族もいれば、一日忙しい。同時に、推測できない、好転反応も出てくるが、概ねこのような対応、

d、最後に、一切それら薬などを使わないで発症した場合、
 原因を究明するのにはそれほどの時間は要しない。通例、2週間で改善は見れる。あとは、余り難しくない、このことも含め、食をもう一度次に記載する。






© Rakuten Group, Inc.